THINK

指導医・研修医のホンネ
「心の声」をほんの少し
お見せします

学び×探検

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指導医 attending doctor

総合診療科長
研修副委員長

齊藤 裕之 医師

身につけるのは
自分自身を信じる力

総合診療科は、医療機関の規模・立地等によって役割が異なりますが、当院では外来患者様の9割以上を総合診療科で完結させて、救急外来診療を支える重要なポジションも担っています。また、県内で数少ない「日本専門医機構 総合診療専門医」、「日本プライマリ・ケア連合学会 新家庭医療専門医」「日本病院総合診療医学会 認定医」が在籍する医療機関であることから、地域の先生方や救急隊からの認知度も上がっており、隙間を埋める科というよりは「メジャー科」としての存在感があることも特徴です。ここ最近は診療実績も伸び、重篤救急患者様の入院管理も受け持っているため、初期臨床研修では、救急外来→HCU→病棟と、入院~退院の一連の流れを経験することができます。
若手医師の育成は、地域医療の未来を守ることに繋がりますから、我々は惜しみなく知識・技術を伝授するつもりですが、「教育が診療を上回ることはない」というのが当科の基本的な考えです。いつ何時も、地域との信頼関係は診療がベースであり、研修医の希望よりも、患者様・ご家族に必要なことを優先しなければなりません。当科の研修では、そのような医師の仕事の姿勢や、命を預かる責任の重さを実感していただきながら、初期研修医の心の成長も促すため、主治医の立場を経験する機会も用意しています。2012年からは、あらゆるcommon diseaseをしっかり鑑別していく一般外来での研修も始まり、これまで救急外来や病棟のみで患者さんに触れる機会がありませんでしたが、一般外来の患者さんの健康問題を対応することで、より地域の特性を知ることができ、「患者様や地域のために何ができるか」を主体的に考える機会が増えています。「患者様のために何ができるか」を主体的に考える機会が更に増えていくと思います。

自分のものにする勇気

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指導医 attending doctor

麻酔科科長

森本 康裕 医師

手技の指導を
オーダーメイドでじっくりと

当科では、医師6名で年間1500例余の麻酔管理を行っており、実績に対し医師が充足していることから、ゆとりを持って教育できる環境と言えます。指導医陣もエキスパート揃いで、特に診療科長の森本康裕医師は、「超音波ガイド下末梢神経ブロック」の第一人者であり、多くのセミナー開催や著書を執筆する業界のトップランナーです。その技術に近付こうと、当科には全国から医師が学びに訪れており、先進的な麻酔法の指導のために、最新医療設備を積極的に導入しています。
初期研修医は2ヶ月間の麻酔科ローテ―トを希望する方が多く、その間に経験できる症例数は50~60例です。指導医は、静脈路確保、マスク換気、気管挿管等の手技指導に加えて、術前・術後訪問を通した全身管理の習得も重視し、機会があれば緊急手術にも声をかけています。ローテ―トが2年目の場合は、進路に合った研修を考案しており、例えば内科医志望の方には、腰椎穿刺や薬物治療モニタリング等、オーダーメイドで対応しています。
麻酔科は展開が早く、病棟での治療後の反応は1日~数日後でも、麻酔科での薬の投与後の反応は数分・数秒後と、スピーディーな思考が求められますし、患者様との関係も「一期一会」です。だからこそ我々は、できなかったことよりも「できたこと」に目を向けるポジティブさを心がけており、研修医の皆さんにも、当科の研修を通して臨床の場で悔いを残さないメンタルを磨いて欲しいと思います。

支える支えられる

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指導医 attending doctor

脳神経外科医長

池田 典生 医師

脳卒中の初期対応から、
HCUでの全身管理まで

脳神経外科は専門性の高い印象から、「難しそうだ」と苦手意識を持つ研修医が少なくないと思います。しかし、日本人の三大疾病の一つである脳卒中の診療ニーズは非常に高く、当科でも生死を分ける「脳卒中の初期対応トレーニング」を初期臨床研修プログラムの大きな柱に位置付けています。脳卒中の患者様は合併症に内科系疾患を持つ方が多く、医師には全身臓器への理解が求められますから、自ずと「全身を診る力」が身に付きます。また、後遺症の手足の麻痺や言語障害等でADLが著しく低下するケースもあり、退院調整・リハビリ・家族ケア等を通じて、他職種やご家族とより良い関係を築くためのコミュニケーション術を磨くにも適した環境です。
院内には、最先端の高度脳神経外科医療を提供する「脳疾患治療センター」を設置し、基本手術から高度な顕微鏡手術、血管内手術、神経内視鏡手術に至るまで年間300例以上の手術に対応しています。初期研修医は週3回のペースで手術に入っており、当科のローテ―トを2ヶ月間組んだ場合、約40例の手術を経験可能です。
当院の研修医は少数であるがゆえ、手技・設備が取り合いになることもなく、学ぶべき症例があればすぐに声が掛かるなど、指導医陣を独占できる環境も大きな魅力です。看護師等のメディカルスタッフも優秀な人材が多く、特に、神経モニタリング精通した臨床検査技師は有力なパートナーで、理想的なチーム医療についても学べるはずです。

漕ぎ続けて進む

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初期臨床研修医2年目 resident

岡 毅寛 医師

「医師としての礎を築けている」
と実感

私はこの病院で研修することができて、とてもラッキーだったと感じています。救急の初期対応や、日常診療で頻繁に遭遇する common diseaseの基本的診断力は、医師としての基盤であり、 それを確実に身に付けることのできる環境であると感じているからです。研修を進めていくに従い自分のやる気が高まり、力が付いていくのを実感し、今が一番楽しいと感じながら生活することができています。

病棟では全身の管理をしっかりと行います 手技は確実に 治療方針を指導医に提案

広くそして深く

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初期臨床研修医1年目 resident

山田琳太朗 医師

手厚い指導と多彩な臨床、
さらに豊富な経験も得られる

当院での研修の特徴は研修医の人数が少ないため、それぞれの診療科で指導医を独占し、臨床の場を豊富に経験できることです。手技なども初めから丁寧に教えていただけます。また教育に熱い先生方が多く、研修医向けレクチャーも豊富です。実践と座学を並行して行うので、手技や知識が自分の技術として身に付き、すぐに日常の診療業務に生かせる環境にあります。

オペも多数経験出来ます 救急ではまず正確な診断を行います 看護師からも多くのことを学びます

自信そして期待

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初期臨床研修医1年目 resident

山本朗子 医師

目指す医師となるための
教育環境がここにあります

初期臨床研修では日々新しい知識が身 についていくことを実感しています。各科の指導医の先生から丁寧な指導を受けられるローテートであること、そして山口大学附属病院との連携により、質の高い豊富な教育機会が得られることは、研修プログラムの大きな特長だと思います。研修二年目の先輩たちの活躍を見ると、自分自身にワクワクします。

HCUでは状態を細かく管理します 医師が数人集まるとカンファレンスが始まる 看護師とも連携して管理を行っていきます