FIELD

地域医療の実践

宇部中央病院は救急センター、脳疾患治療センターを完備し、
幅広い急性期、救急医療の提供から、回復期のサポートも行い、在宅復帰まで支援している病院です

  • 脳神経外科
  • 消化器内科
  • 麻酔科
  • 糖尿病・血液内科
  • 循環器内科
  • 外科
  • 総合診療科
  • 整形外科
  • 婦人科
  • 形成外科
  • 眼科
  • 耳鼻咽喉科
  • 放射線科
  • 泌尿器科
  • 脳神経内科
  • 歯科・口腔外科
  • 救急センター
  • 健診センター

宇部中央病院とは

地域の医療を守り・育てるため、地域の教育力を結集して研修医を支援

地域完結型医療の実現を目指して

当院は、山口県の二次医療圏「宇部・山陽小野田医療圏(人口約22万人)」の中核病院として、救急・急性期医療を重点的に担いながら地域医療に貢献しています。該当医療圏内における二次救急輪番日・他院のサポート日は年間200日を超え、過去10年以上にわたって年間2000台以上の救急車を受け入れる等、救急応需率は地域トップクラスです。396床の入院設備は、急性期を担う一般病棟をはじめ、脳疾患治療センター、HCU、回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病棟と、幅広い病期に対応しており、地域連携室では退院後の生活を見据えたサポートにも力を注いでいます。また、市内唯一の「地域医療支援病院」として、近隣の病院・診療所の後方支援にも取り組み、地域全体で治し・支える「地域完結型の医療の実現」を目指しています。

山口大学医学部との連携

そんな当院の大きな強みは、山口大学医学部附属病院との距離が近く、密な医療・教育連携が行えることです。在籍する医師(60名強)の多くが山口大学医学部附属病院の勤務を経ており、研修医も同大学出身者が大半ですが、他大学からの応募も大歓迎です。2018年には、院内2階に山口大学医学部附属病院「臨床教育センター」を開設し、山口大学 総合診療部 准教授の齊藤裕之医師が当院にフルタイムで勤務しながら、若手医師の育成に励んでいます。本センターは、大学病院の教育資源やノウハウと、地域密着型医療に取り組む当院のフィールドを融合させた、新しいカタチの臨床教育の場です。

地域医療環境

若手医師が元気な街づくりを通して、地域の魅力をもっと引き出したい

生活環境や交通の利便性の良い街

当院が建つ山口県宇部市は、雨が少なく温暖な瀬戸内海式気候で、教育・医療・商業等の施設が身近に揃う利便性と、海と山に囲まれた豊かな自然が調和した街並みです。大都市間を結ぶ交通網には、高速道路や新幹線等が整備されており、当院より車で約10分の「山口宇部空港」からは、東京定期便が1日10往復出ています(所要時間は片道90分)。2020年には、宇部市が「住みたい田舎」ベストランキング(人口10万人以上の大きなまち)総合部門第1位を獲得し(株式会社宝島社発行「田舎暮らしの本」より)、その魅力的な住環境は県外の方からも大きな注目を集めているようです。

地域で連携した医師の人材育成

ここ数年の間、山口県の地域医療が抱える大きな課題は、若手医師の確保・育成です。宇部市においては、人口に対する医師数が全国平均を上回っているものの、医師の高齢化が顕著で、若手の台頭が弱いことで円滑な世代交代が図れない未来が危惧されています。また、県内の「へき地」と言われるエリアでは医師不足が深刻なことから、行政機関や地域の医療機関が手を取り合い、「地域に関心を持ち、地域を元気にする次世代医療人の育成」に尽力しています。当院でも、山口大学医学部附属病院「臨床教育センター」開設を機に、医学生や若手医師への教育環境の整備を進め、初期臨床研修に留まらず、生涯を通じたキャリア形成支援や、女性医師の活躍支援等にも取り組んでいます。

  • 外来患者数 年間109,652人 1日平均452人
  • 新規入院患者数 年間5,143人 1日平均264人
  • 救急車搬送数 年間2,237件 1日平均6件
  • 救急輪番日数 二次救急日135日 サポート日70日
  • 手術件数 年間2,170件
  • 検査数[内視鏡検査]年間2,681人[血管造影(DSA、心カテ、ペースメーカ]年間390人

(2024年3月末時点)

診療科別医師数 常勤・(非常勤)※()内は、うち非常勤医師数

  • 糖尿病・血液内科2人
  • 循環器内科3人
  • 消化器内科5人
  • 総合診療科2人(1人)
  • 救急科1人
  • 外科4人
  • 脳神経外科5人
  • 整形外科4人
  • 婦人科2人
  • 眼科2人
  • 耳鼻咽喉科1人
  • 放射線科2人
  • 麻酔科3人
  • 泌尿器科3人
  • 脳神経内科2人
  • 歯科1人
  • 健診センター5人
  • 合計47人(1人)(2024年4月1日時点)

山口大学附属病院
「臨床教育センター」を併設

恵まれた教育環境で多彩な症例を経験し、将来どの道に進んでも役立つ確かな基礎力を築く

大学病院と市中病院の
両方の良いところを経験できる
新しい臨床研修のカタチを実現

山口大学医学部附属病院 豊富な教育資源・ノウハウ □ 経験豊富な指導医 □ 高度な医療専門技術、知識 □ 県内コーディネート力 □ 充実した教育資料(図書館利用、医学書など)+ 宇部中央病院 地域医療を実践できます □ 地域に密着した医療の提供 □ 豊富な臨床の場 □ 幅広い症例 □ 二次救急としての役割

新しい臨床研修のカタチ

臨床教育センターは、「いい教育を提供することで山口県の医療を支える若手医師を育成する」という理念のもと、山口大学医学部附属病院と宇部中央病院ががっちりタッグを組んで卒後教育の改革に取り組んだ新しい臨床研修のカタチです。
山口大学医学部付属病院からは、指導力に長けた指導医陣が派遣され、宇部中央病院と連携しながら院内の指導力の向上、教育環境の整備、充実した教育資源の提供をサポートしています。
宇部中央病院では、地域と密接な関係のなか、幅広い医療を提供しているため、多くの症例を経験できる臨床の場が充実していることが研修環境の強みです。その中でも、日常診療で頻繁に遭遇するcommon diseaseの基本的診断力と、救急の初期対応に強くなれることが特長です。
宇部中央病院の2年間の初期臨床研修によって、将来医師としての可能性を広げられると自負しております。

宇部中央病院の
研修環境

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    臨床教育センター

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    HCU(High Care Unit)

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    救急センター

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    脳疾患治療センター

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    放射線画像診断室

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    手術室

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    内視鏡センター

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    一般病棟

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    エコー室

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    細菌検査室

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    研修医室

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    外来診療室

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    透視室

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    リハビリテーション

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    健診センター